HOME > 軟部組織損傷 〜骨盤の病気 腸腰筋炎〜
-
2022.09.18
軟部組織損傷 〜骨盤の病気 腸腰筋炎〜
皆様、こんばんわ
9月になっても暑い日が続きますね(*_*;
そして、現在、台風が日本に( ;∀;)
被害が少ないことを願うばかりです
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。
現在、軟部組織損傷についてお話をさせてもらってます
今日、ご紹介するのは、骨盤の病気 腸腰筋炎についてご紹介していきます。
腸腰筋とは
腸腰筋は骨盤にある筋肉もしくは骨盤から大腿骨に付着する筋肉で 腸骨筋 ・ 大腰筋・小腰筋という3つの筋から構成されて、これら総称して「腸腰筋」と呼ばれます。
腰から骨盤につく筋肉で、体の軸となる部分です。
なので、背骨を中心とした上半身の体幹を安定させ、支える役割があります。
腸腰筋が弱くなると、体幹が前かがみになったり、腰が曲がったり痛めたりします。
腸腰筋炎とは
腸腰筋の急性化膿性筋炎です。
起炎筋は大半がブドウ球菌が占めます。
腸腰筋の症状
38〜40℃の高熱
腸腰筋部の疼痛。疼痛は股関節、鼠径部、大腿部などに放散する。
疼痛があるために股関節を屈曲,外旋させて,下肢を動かなくさせる。
腸骨窩に圧痛、硬結、波動をふれる。
30代前の若者に起こることが多いと書いてあるものもあれが、中高年以降と書いてあることもある。
腸腰筋炎の原因
栄養状態の不良、糖尿病やステロイド使用による合併があります。
また、腸腰筋に近い臓器の炎症で、脊椎カリエスや椎骨骨髄炎などの筋骨格感染症、虫垂炎、憩室炎、クローン病といった消化器疾患、尿路感染症など。
起因菌としては、大腸菌、結核菌、嫌気性菌、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)などが挙げられます。
腸腰筋炎の診断・治療
診断
血液検査で炎症反応がみられるものの、単純X線撮影などでは発見が難しい。
MRI検査や造影CT検査を行う。
治療
治療は基本的に安静、抗生物質の投与、切開、排膿などを行う。
比較的予後は良好ですが、高齢者、糖尿病、肝硬変、腎不全などの基礎疾患をお持ちの方で重篤な場合は死亡することもありますので、腸腰筋に違和感がありましたら、診てもらいましょう
次回は、骨盤の病気 先天性股関節脱臼についてお話させてもらいますね
体に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
まずはお電話を 058−213−7927
ご来院をお待ちしております
▲ページのトップに戻る