交通事故に遭うと、精神的に大きなショックを受けるものです。そのため、その瞬間は痛みを感じないことも多く、時間が経つにつれて痛みやしびれといった症状が現れます。
中でも首は事故の衝撃を受けやすいため、むちうちに悩む方も少なくありません。なぜ交通事故の衝撃は首への負担が大きいのかをこちらでは見ていきます。
首は衝撃に弱い構造
首は体の他の部位よりも衝撃に弱い構造をしています。胸や腰には様々な臓器を保護するために骨や筋肉が発達していますが、首は可動域を確保するために、胸や腰といった部位のように骨や筋肉が発達していません。
そして胴体に比べても細く、首の中には重要な神経がたくさん通っており、そういう意味でも衝撃に弱いと言えるのです。
無防備状態での衝撃
人間の体は、予測できる衝撃に対して防御反応を示すようにできています。例えば、転倒しそうな時は瞬時に腕をついたり体に力が入ったり、怪我を軽くするために身構えます。
ところが交通事故の場合、一瞬の出来事に身構えることができないまま、衝撃を受けることも少なくありません。特に追突事故などの予測できない衝撃の場合、無防備状態の体は後方からの衝撃によって首が一度後ろへ傾き、その反動で前へと激しく揺さぶられます。
細い上に頭という重い臓器を支えている首は、小さな衝撃でも症状が強く出やすいのです。
むちうちは後遺症になりやすい
交通事故治療は初期対応が大切ですが、長く会社は休めない、家事育児をこなさなくてはならないなど、むちうち症になっても安静にしていられる人は少ないようです。また、むちうちになると周りの関節や筋肉が負担をカバーするため、その負担も取り除かなければ後遺症として残りやすくなります。首が傷むからと首ばかりを集中してケアするのではなく、体全体のバランスを整えていくための施術が重要になるのです。
当院では、事故の状況やケガの状態、症状の経過などについて丁寧にカウンセリングを行い、患者様一人ひとりに合わせた施術を行っております。
整形外科での交通事故治療では満足いく結果が得られなかった、岐阜市近郊でリハビリが可能な接骨院を探しているという方は、是非一度ご相談ください。通院が難しい方のために無料送迎サービスも実施しております。