腱鞘炎になりやすい人とは
一般的に腱鞘炎と呼ばれている症状は、正確には狭窄性腱鞘炎(きょうさくせいけんしょうえん)と言い、腱鞘が腫れることで腱が腱鞘をスムーズに通過できず、痛みを伴う状態のことを指しています。
腱鞘炎は関節炎やケガなどから痛みが生じることもありますが、職業柄、指や手首を反復継続的に使うことで引き起こされることも多いです。
例えば、パソコンのタイピングを長時間行う仕事やピアニスト、漫画家、作家、料理人といった職業の方は、特に発症例が多い傾向にあります。また、近年ではスマートフォンを片手で長時間使用する方も、筋肉や腱に負荷がかかるため腱鞘炎になる危険性が高まっています。
腱鞘炎の代表的な種類
腱鞘炎は、主に「ドゥケルバン腱鞘炎」と「弾発指(ばね指)」のタイプに分かれます。
・ドゥケルバン腱鞘炎
親指を伸ばす腱と外へ広げる腱が炎症し、痛みを生じさせている状態です。
女性の場合、手や指を酷使していなくても、妊娠や出産、更年期がきっかけとなりドゥケルバン腱鞘炎を発症するケースもあります。
タオルなどを絞ると手首の親指側が痛むという方や親指を手の中に入れるようにして握り、手首を小指側に曲げると激痛が走るという方は、ドゥケルバン腱鞘炎の可能性があります。
・弾発指(ばね指)
親指の付け根に多く発症し、力を入れるとバネのように指先がピンと伸びる動きが特徴です。
炎症が継続することで、指を曲げる腱が肥厚したり、腱鞘が狭窄化・肥厚化して腱がスムーズに滑らなくなり、炎症を引き起こします。
指を曲げる時にコキッっと音がする、曲げ伸ばしをすると突っ張るような違和感や、痛みを感じるという方は、弾発指の可能性が高いです。
いずれの腱鞘炎も、放っておくと箸やペンを持つことも難しくなるほど重症化してしまいます。子の痛みはもしかして腱鞘炎かな？と感じましたら、悪化する前に当院へご相談ください。
岐阜市にあります当院は、はり・きゅう・接骨の施術を行う鍼灸院・接骨院です。腱鞘炎のほかにも、四十肩や五十肩、ぎっくり腰や脱臼といったお悩みにも対応いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。
