皆様、こんにちは
明日は、10℃以下になるらしいですね。
本格的に寒くなり、患者様も痛いところが増えてきました。
暖かい恰好をして、予防してくださいね。
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。
前回は、骨の折れ方や症状についてお伝えしました
誰もが骨折する可能性はあります。
もしもなった時に知っておくといいかもしれないですよね。
そこで、もしも骨折したら、起こりえるかもしれない「骨折の合併症」を今日はご紹介します。
骨折の合併症
骨折の合併症の中には、骨折した時点でなる合併症(併発症)、骨折の治療中に起こる合併症(続発症)、そして、骨折して受傷以前の状態に戻らない合併症(後遺症)に分けられます。
骨折した時点でなる一次性合併症(併発症)
関節損傷
関節を構成する靭帯、関節軟骨、関節包、関節唇、滑液包などが損傷する
筋・腱などの軟部組織損傷
骨損傷と同時に筋、腱、皮膚などの軟部組織が損傷する
内臓損傷
鎖骨の損傷なら肺損傷、肋骨損傷なら肺・脾臓・腎臓、骨盤損傷なら尿道・膀胱・直腸など合併することもあります。
他には、脳、脊髄、血管、神経なども損傷することがあります。
骨折の治療中に起こる合併症(続発症)
外傷性皮下気腫
肋骨骨折で起こりえるもので、空気が肺から皮下組織内に侵入する
脂肪塞栓
骨折したことにより、骨髄脂肪が血管に入り込む
他には
仮骨の軟化や再骨折
遷延仮骨形成
コンパートメント症候群
長期臥床により、沈下性肺炎、褥瘡、深部静脈血栓症、筋委縮、尿路感染、痴呆なども起こることがあります。
骨折して受傷以前の状態に戻らない合併症(後遺症)
過剰仮骨形成
仮骨が過剰に形成され、関節運動障害になる
偽関節
骨の骨癒合が完全に停止したもの。
変形治癒
骨の転位を残したまま骨癒合したもの
他には
骨委縮
無腐性骨壊死
関節運動障害(強直、拘縮)
外傷性骨化性筋炎
フォルクマン拘縮
骨折はしっかり治さないと、あとからこのように合併症が出てくる可能性もあります。
まずは骨折したかもと思いましたら、すぐに専門医でレントゲンを撮るようにしましょう。
次回は、「骨折の癒合」についてお話ししますね。
骨に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
まずはお電話を 058−213−7927
ご来院をお待ちしております
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