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2019.10.28
東洋医学 〜正経十二経脈 足の太陰脾経〜
皆様、こんにちは
少し寒くなってきましたね
衣替えを急いでしています(;'∀')
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。
今は、東洋医学についてお話させてもらってます
前回は東洋医学の「経絡」というものがあり、その主となるものが、十二経脈(正経)であることをお話ししました
今日、ご紹介するのは、十二経脈(正経)の4つ目、「足の太陰脾経」です
足の太陰脾経とは
足の太陰脾経とは、足の母指内側から始まり、下肢の内側を上り、腹部を通り、胸部で終わる 流注です。
足の第1指内端(隠白穴)に起こり、第1指内側白肉際(大都穴)を循り、内果の前廉に上り、脛骨後縁に沿って膝内側に上り、大腿骨内側を上り鼠径部の衝門穴より腹に入り、府舎穴から中極穴、関元穴で任脈と会し、ついで本経の腹結穴、大横穴、腹哀穴を経て腹中に入り、中脘穴、下脘穴の際にいたって脾に属し胃を絡う。さらに横隔膜を貫いて胸部に上り、咽頭より舌根に連なり舌下に散じる。
また、その支なるものは、中脘穴より別れて横隔膜を貫き心中に注ぎ、手の少陰心経に連なる。
足の太陰脾経のツボ
1.隱白(いんぱく)
取穴部位:足の第1指内側爪甲根部、爪甲の角を去ること1分
2.大都(だいと)
取穴部位:足の第1指の内側で第1中足指節関節の前の陥凹部、肌目
3.太白(たいはく)
取穴部位:足の第1中足指節関節の後、内側の陥凹部、肌目
4.公孫(こうそん)
取穴部位:足部内側で、第1中足骨底部前下縁の陥凹中、肌目
5.商丘(しょうきゅう)
取穴部位:内果の前下方、内果と舟状骨の間の陥凹部
6.三陰交(さんいんこう)
取穴部位:内果の上際の上3寸、脛骨内側縁の骨際、脛骨内側顆の下際から下5寸
7.漏谷(ろうこく)
取穴部位:内果の上6寸、脛骨内側縁の骨際
8.地機(ちき)
取穴部位:内果の上8寸、脛骨内側縁の骨際
9.陰陵泉(いんりょうせん)
取穴部位:脛骨内側顆の下、脛骨内側の骨際、陥凹部、膝をたて、脛骨内側縁を擦上して指の止まるところ
10.血海(けっかい)
取穴部位:大腿前内側にあり、膝蓋骨内上角の上2寸、膝蓋骨内上角の上2寸半
11.箕門(きもん)
取穴部位:大腿前内側にあり、膝蓋骨内上角の上8寸、縫工筋と大腿直筋の間
12.衝門(しょうもん)
取穴部位:曲骨穴の外3寸5分、神闕穴の高さより下5寸で正中線から外方3寸5分、鼠径溝中の大腿動脈拍動部
13.府舍(ふしゃ)
取穴部位:大横穴の下4寸3分、衝門穴の上7分
14.腹結(ふっけつ)
取穴部位:大横穴の下1寸3分
15.大横(だいおう)
取穴部位:臍の外3寸5分
16.腹哀(ふくあい)
取穴部位:大横穴の上3寸、建里穴の外3寸5分、神闕穴の高さより上3寸で正中線から外方3寸5分
17.食竇(しょくとく)
取穴部位:中庭穴の外6寸、乳根穴の外2寸、第5肋間
18.天谿(てんけい)
取穴部位:膻中穴の外6寸、乳中穴の外2寸、第4肋間
19.胸郷(きょうきょう)
取穴部位:玉堂穴の外6寸、膺窓穴の外2寸、第3肋間
20.周栄(しゅうえい)
取穴部位:紫宮穴の外6寸、屋翳穴の外2寸、第2肋間
21.大包(たいほう)
取穴部位:腋窩中央の下6寸、中腋窩線上の肋間、腋窩横紋中央と第11肋骨端、第6肋間
足の太陰脾経は、足から始まり、痛風、外反母趾、偏平足、婦人疾患、膝の病気、便秘、下痢、肋間神経痛などの症状に使うツボが多いです。
次回は、「十二経脈(正経)」の一つ、手の少陰心経についてお話しますね
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