HOME > 東洋医学 〜正経十二経脈 手の少陰心経〜
-
2019.11.05
東洋医学 〜正経十二経脈 手の少陰心経〜
皆様、こんにちは
連休はゆっくり出来ましたでしょうか?
もうすぐ紅葉の時期ですよね
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。
今は、東洋医学についてお話させてもらってます
前回は東洋医学の「経絡」というものがあり、その主となるものが、十二経脈(正経)であることをお話ししました
今日、ご紹介するのは、十二経脈(正経)の5つ目、「手の少陰心経」です
手の少陰心経とは
手の少陰心経とは、腋窩から始まり、上肢の内側を下り、小指の橈側で終わる 流注です。
心中に起こり、心系に属し、横隔膜を下って小腸を絡う。その支なるものは心系より上行して咽を挟み目につながる。
直行するものは、心系より却って肺に上り、下って腋下に出て上腕内側を下り、肘の内側(少海穴)に出て、前腕内側を通って手関節内側の豆状骨上際(神門穴)を経て、小指の末端橈側に終わり、手の太陽小腸経に連なる。
1.極泉(きょくせん)
取穴部位:腋窩の中央、腋窩動脈拍動部
2.青霊(せいれい)
取穴部位:少海穴から極泉穴に向かい上3寸、上腕を外転外旋して取る。尺骨神経幹が走る。上腕動脈が通る。
3.少海(しょうかい)
取穴部位:肘を半ば屈曲し、肘窩横紋の内端で、上腕骨内側上顆から橈側へ入ること5分
4.霊道(れいどう)
取穴部位:前腕前尺側にあり、神門穴の上1寸5分、尺側手根屈筋腱の橈側、霊道穴から神門穴まで尺骨神経幹が走り、尺骨動脈が通る。
5.通里(つうり)
取穴部位:前腕前尺側にあり、神門穴の上1寸、尺側手根屈筋腱の橈側
6.陰郄(いんげき)
取穴部位:前腕前尺側にあり、神門穴の上5分、尺側手根屈筋腱の橈側
7.神門(しんもん)
取穴部位:手関節掌側横紋の尺側にあり、豆状骨の上際で尺側手根屈筋腱の橈側
8.少府(しょうふ)
取穴部位:手掌部にあり、指を屈し、薬指と小指の指尖が手掌に当たるところの中間、手掌の第4・第5中手骨間
9.少衝(しょうしょう)
取穴部位:小指橈側爪甲根部、爪甲の角を去ること1分
手の少陰心経は、肘の腱鞘炎(ゴルフ肘、野球肘など)や、神門は頭の症状(不眠症、頭痛など)、少衝は急性の発作、狭心症発作など緊急時にギュッと掴むといいところです。
次回は、「十二経脈(正経)」の一つ、手の太陽小腸経についてお話しますね
体に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
まずはお電話を 058−213−7927
ご来院をお待ちしております
▲ページのトップに戻る