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2020.09.14
骨折 〜手根骨骨折(近位列)〜
皆様、おはようございます
9月に入り、少し涼しくなってほしいですが、まだまだ暑い(*_*;
いつ秋が来るやら。。。
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。
前回までに頭部、顔面、胸部,、脊椎、鎖骨、肩甲骨、上腕骨、前腕の骨折についてお話させてもらいました
今日、ご紹介するのは、手根骨(近位列)の骨折についてご紹介していきたいと思います。
手根骨とは
手根骨とは、前腕の骨と手指の骨の間にある8個の骨です。
手根骨は、近位列と遠位列に並列をしており、
近位列:舟状骨、月状骨、三角骨、豆状骨
遠位列:大菱形骨、小菱形骨、有頭骨、有鈎骨
があります。
手根骨骨折は、舟状骨骨折、月状骨骨折の順に多く発生します。
舟状骨骨折
舟状骨は、手根骨の中で大きい方で、それゆえに可動域も大きくなるため、手根骨骨折の中で、もっとも多く骨折します。
舟状骨骨折の発生機序
介達外力:
手掌を衝く。手関節伸展、橈骨位で掌側に外力が加わる。
母指の根元辺り(snuff box部)を痛がります。
また、骨折すると血液が通りずらい場所であるため、偽関節や阻血性壊死が起こる可能性があります。
月状骨骨折
舟状骨骨折の次に多いが、頻度はきわめて少ないです
舟状骨骨折の発生機序
介達外力:
手関節を伸展または屈曲位で手を衝いた時、月状骨が橈骨と有頭骨に圧迫されて骨折
手関節中央部辺りに限局性圧痛
三角骨骨折
三角骨骨折はきわめて少ない
三角骨骨折の発生機序
介達外力:
手関節過伸展位で転倒した時
直達外力:
手背を衝いた時
舟状骨骨折や橈骨遠位端骨折を合併することもあります。
手根骨骨折は、手関節の捻挫と誤診されやすいです。
まずは、レントゲンを撮って骨折していないか確かめる事が大事です。
次回は、手根骨(遠位列)の骨折についてお話させてもらいますね
体に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
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ご来院をお待ちしております
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