-
2020.09.28
骨折 〜手根骨骨折(遠位列)〜
皆様、こんにちは
9月ももうすぐ終わりで秋晴れになってきましたね
涼しくはなりましたが、1日の気温差が激しいので、風邪、体調には気を付けてくださいね
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。
前回までに頭部、顔面、胸部,、脊椎、鎖骨、肩甲骨、上腕骨、前腕、手根骨(近位列)の骨折についてお話させてもらいました
今日、ご紹介するのは、手根骨(遠位列)の骨折についてご紹介していきたいと思います。
手根骨とは
手根骨とは、前腕の骨と手指の骨の間にある8個の骨です。
手根骨は、近位列と遠位列に並列をしており、
近位列:舟状骨、月状骨、三角骨、豆状骨
遠位列:大菱形骨、小菱形骨、有頭骨、有鈎骨
があります。
手根骨骨折は、舟状骨骨折、月状骨骨折の順に多く発生します。
大菱形骨骨折
母指と人差し指の間の付け根の辺りに大菱形骨があり、そこに限局性圧痛が見られます。
大菱形骨骨折の発生機序
介達外力:
手掌を衝く。手関節伸展、橈骨位が強制されて骨折
橈骨遠位端や第1中手骨の骨折を合併することが多く、また、大菱形骨の手根中手関節面に骨折があると、第1中手骨の脱臼を合併することもある。
有頭骨骨折
有頭骨は、他の手根骨より大きく、7個の骨と関節を作ります。
それゆえに他の骨折との関係により損傷することがあります。
有頭骨骨折の発生機序
介達外力:
手を過伸展した状態で手を衝く
手根骨骨折は、手関節の捻挫と誤診されやすいです。
まずは、レントゲンを撮って骨折していないか確かめる事が大事です。
次回は、手指の中手骨の骨折についてお話させてもらいますね
体に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
まずはお電話を 058−213−7927
ご来院をお待ちしております
▲ページのトップに戻る