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2023.06.11
軟部組織損傷 〜膝の病気 ベーカー嚢腫〜
皆様、こんばんわ
梅雨に入り、雨が続きますね
梅雨時は、一日の気温、気圧、湿度により、自律神経がとても乱れやすいです。
働くことも大事ですが、休む時はしっかりお身体を休めてくださいね
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。
現在、軟部組織損傷についてお話をさせてもらってます
今日、ご紹介するのは、膝の病気 ベーカー嚢腫についてご紹介していきます。
ベーカー嚢腫とは
ベーカー嚢腫とは膝の裏にある関節液(滑液)という液体を含んだ滑液包が炎症を起こし膨らむことです。
膝の裏側にある滑液包が過剰な摩擦や圧迫が加わると炎症が起こり痛みを生じます。
関節液の分泌量が多くなると、滑液包に過剰な関節液が溜ります。
悪性の腫瘤ではありませんが、中年の女性に多く発症します。
ベーカー嚢腫の原因
関節液がたまる原因としては、
関節リウマチ
痛風
加齢による変形性膝関節症
ランニングなどによる膝の使い過ぎ
体重増加
などがあげられます。
ベーカー嚢腫の症状
症状としては、
膝裏の腫れ、違和感、不快感
無症状や痛みは少ない
膝裏の腫れがゴルフボールくらいに大きくなると膝を曲げてしゃがむ、正座をする時に痛みを感じるなど可動域制限が生じる。
腫れは自然に消えていきますが何らかの理由により関節液が急増し、嚢胞(滑液包)が破裂することがあります。
破裂すると、嚢胞内の関節液が漏れ出し周囲の組織に炎症を生じさせ、急速に局所的な痛みや腫れを起こす場合があります。
ベーカー嚢腫の検査・治療
検査
検査は、基本的に問診と視診、触診を行う。
変形性関節症や関節リウマチ、半月板損傷などを併発していることがある為、必要に応じて超音波検査やMRI検査を行う場合があります。
治療
保存的療法は基本的に症状が出ていなければ治療の必要はありません。
痛みや腫れなどにより日常生活に支障をきたすようでしたら、湿布や内服薬とともに注射器にて関節液を吸引し、経過観察を行う。
日常生活では膝に負担の掛かりにくい歩き方や姿勢を保つ。
手術療法は、保存的療法を行っても改善しない場合に嚢胞を摘出します。
膝の裏側には重要な神経や血管が多数走っているため、また完全に取り除くことは難しく、摘出しても再発することがあるため手術には慎重な判断が必要です。
膝の裏にぷよぷよした水が溜まっているようでしたら、ベーカー嚢腫を疑い、病院で診てもらいましょう。
次回は、膝の病気、バネ膝(弾発膝)についてお話させてもらいますね。
体に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
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ご来院をお待ちしております。
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