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2023.07.23
軟部組織損傷 〜下腿の病気 腓骨神経麻痺〜
皆様、こんにちは
7月も後半になり、夏休みに入りましたね(^O^)/
子供達には嬉し限り♪夏といえば、川に海にプールが楽しいですね
楽しいでうが、危険も多く、日々、事故のニュースを聞きます(*_*;
皆さん、楽しいながら、常に危険が傍にあることに注意して楽しんでくださいね
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。
現在、軟部組織損傷についてお話をさせてもらってます
今日、ご紹介するのは、下腿の病気 腓骨神経麻痺についてご紹介していきます。
腓骨神経とは
総腓骨神経は、坐骨神経に由来する脛骨神経とならぶやや径の大きな神経
解剖学的正位で、下腿部においては、膝窩の上方で腓骨に沿って外側を走行。
膝窩で外側腓腹皮神経、腓骨頭を回って、浅腓骨神経及び深腓骨神経に分枝。
主に下腿の伸筋を支配する。
腓骨神経麻痺とは
腓骨神経麻痺は、足の運動や感覚を司る腓骨神経に障害が生じることを指します。
何らかの原因で腓骨神経が圧迫されると膝、下腿の外側において神経障害を受けます。
また、腓骨神経は足首を曲げる役割を担っていますので、腓骨神経麻痺を生じると足を思うように曲げることが出来なくなり、足首が垂れた状態になります。
なので、物によくつまずき転倒するリスクを伴う。
腓骨神経麻痺の原因
一過性であれば長時間の正座で神経障害を受けることがあります。
他にギプス固定をしているときに圧迫されたり、外傷や骨折、ガングリオンと呼ばれる腫瘤が原因となることもあります。
腓骨神経麻痺の症状
下肢の外側から足の甲、足の小指を除いた足の指にかけての感覚障害
足首や足の指を上にあげる運動、足首を外側に向ける運動障害。
また運動機能であれば、足首を挙げることができなくなり、「下垂足」がみられる。
腓骨神経麻痺の検査・治療
検査
運動機能障害(下垂足)や感覚障害をもとにして行う。
腓骨頭部を叩いたときに、神経支配領域に一致してしびれや痛みがあるか確認。
神経伝導検査
レントゲン検査
MRI検査
超音波検査
治療
外傷や腫瘤などをきっかけとして発症している場合は原因を排除.
姿勢の問題や膝への締め付けが原因となっている場合には、原因となっているもの(たとえばハイソックス)を除去。
症状に応じて固定やビタミンB12の投与
保存療法でも症状が改善しない場合には、手術が行う
神経損傷があるものに対しては神経移植、筋肉の障害が強いものに対しては腱移行手術など
私は事故により腓骨神経麻痺になったことがある方をみたことあります。
何よりも早期診断、早期リハビリが大事です。下腿の感覚がない、足首があがりずらいなどがありましたら、すぐに検査をしましょう。
次回は、下腿の病気、脛骨前症候群についてお話させてもらいますね。
体に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
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ご来院をお待ちしております。
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