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2017.04.10
肘痛 ~尺骨神経麻痺(肘部管症候群)~
皆さま、おはようございます。
今日から新学期が始まる人達が多いですよね。
新しいことが始まるって、なんか新鮮ですよね。
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。

少し前から、肘を通る神経の障害をお話しさせてもらってます。
神経の命令で、手がいろんな動きが出来る分、障害になると、様々な動きがしにくくなることが解りますよね(~_~;)


今回は、橈骨神経麻痺、正中神経麻痺に続いて、肘を通る神経の一つ、尺骨神経が麻痺になった場合をご紹介します。
肘の病気、第6回目は尺骨神経麻痺です。

肘を通る神経は、橈骨神経、正中神経、尺骨神経があります。

その一つ、尺骨神経が麻痺した場合

尺骨神経麻痺

尺骨神経が、何らかの形で圧迫されることによって、手首の屈曲、小指と薬指の屈曲、母指の内転、母指以外の4本の指の外転・内転がしにくくなります。
そうすると、鷲のような手の形(鷲手)になります。

また、知覚神経は小指、薬指の小指側半分を支配しているため、尺骨神経麻痺になると小指や薬指の感覚が鈍麻になります。

机の上で肘をついた際、手がビリビリした経験がある方が多いと思われますが、その部位を長時間にわたって圧迫したり、無理に肘を曲げる姿勢をとることで症状が現れます。
肘の肘部管という箇所を圧迫されて、尺骨神経麻痺になることを、肘部管症候群と呼びます。

尺骨神経

尺骨神経は、上腕部の上腕部尺骨神経溝を通り、前腕部の尺骨に沿って内側を走行します。


尺骨神経麻痺の原因

長時間、尺骨神経を圧迫する姿勢、運動、仕事
骨折や脱臼、打撲などの外傷によって起こった肘関節の変形
関節リウマチによる肘の変形
ガングリオンなどの腫瘍による圧迫 など

尺骨神経麻痺の症状

手首の屈曲、小指と薬指の屈曲、母指の内転、母指以外の4本の指の外転・内転がしにくくなります。

また、知覚神経は小指、薬指の小指側半分の感覚が鈍麻になります。


もしも、手に力が入らない、薬指・小指が痺れる・感覚が鈍くなるなどがありましたら、尺骨神経麻痺を疑ってください。

肘に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
まずはお電話を 058-213-7927

ご来院をお待ちしております
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