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2020.04.20
骨折 ~固定 硬性材料~
皆様、おはようございます
皆様、3密、不要不急を頑張っていらしゃるのではないでしょうか?
本当に忍耐力がいりますが、私は子供と風船でバレーしたり、かくれんぼ、鬼ごっこを過ごしてなるべく体を動かしてリフレッシュしています。
皆で頑張っていきましょう。
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。


今日から、骨折についてお話をしていこうと思います。



人間の骨は、全部で200個(耳の骨も合わせると206個)あります。

人間は、地球上で生活するには、重力に対して支えなければいけません。
また、体重や衣服の重さにも耐えなければいけません。
それを人の真ん中で支えているのが「骨」です。

骨の役目

支持組織

体の骨格の形成

骨格筋の作用により関節運動を営む

内臓諸器官の保護

電解質の貯蔵(Ca,リンなど)

造血機能

骨折とは

骨折とは、「骨組織の連続性が完全あるいは部分的に離断された状態」をいいます。


今日、ご紹介するのは骨折時の固定についてご紹介していきたいと思います。

骨折時の固定材料

硬性材料

金属副子

1.クラーメル:軽く自在に変形させられるため、応急時の固定、または考案加工を加えて外転副子など種々の牽引固定用に使用

2.アルミ副子(アルミ・スプリント):アルミ板にスポンジなどを貼り合わせた固定材料で、ハサミで切断でき、柔軟性に富み固定力もある。前腕や手指に使用する。

副木

柔軟な材料の木が主材で、主にヤナギ科の木を適当な厚さに裁断したもの。呉氏副木、スダレ副木などがある。

合成樹脂副子

合成樹脂系の材料は、吸水硬化性キャスト材や熱可塑性のキャスト材がある。
いかなる部位の凹凸にも密着した成型を可能にする優れた固定材である。
熱可塑性キャスト材は、グラスファイバーの上に熱可塑性のプラスチック材を吹き付けたもので、70~75℃の湯に浸し軟化させて使用する。
表面粘着性があるので、互いに貼り合わせて補形、補強ができる。

厚紙副子

一般に馬糞紙と呼ばれるボール紙を使用する。
水に浸し柔らかくした状態で固定すると、乾燥時には患部に適合するように硬く形成される。
肋骨骨折の胸郭固定、骨折の補助固定材、また、捻挫や挫傷などの固定に多用される。

ギブス

石膏を包帯にすり込ませたもので、温湯に浸し、これを患部の固定に用いる。


今回、ご紹介したのは、ある程度、硬い素材の材料で固定するものです。
色々、あることが解りますよね


次回は、骨折の固定時の柔らかい素材の軟性材料についてご紹介したいと思います

体に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
まずはお電話を 058-213-7927

ご来院をお待ちしております
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