- 2022.10.02
- 軟部組織損傷 ~骨盤の病気 先天性股関節脱臼~
皆様、こんにちは
10月に入り、やっと暑すぎる日は過ぎましたね💦
むしろ、夜は肌寒いですね
季節の変わり目は、体調が崩れやすいです
くれぐれも気をつけましょうね
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。
現在、軟部組織損傷についてお話をさせてもらってます
今日、ご紹介するのは、骨盤の病気 先天性股関節脱臼についてご紹介していきます。
先天性股関節脱臼とは
先天性股関節脱臼とは、生まれた時に特別な外傷や感染症に関わってなく、大腿骨頭が関節包をかぶったまま寛骨臼外に脱臼(関節包内脱臼)をしている病気です。
先天性股関節脱臼の症状
先天性股関節脱臼は、出産1000に1の割合で、女性に多いです。
先天性股関節脱臼は、乳児期早期の段階で、両側の脚の長さが異なります。
患肢は短縮し、内転外旋位をとりやすい。
脚の長さが異なることから立て膝をすると膝の高さが左右で違ったり、股関節を伸ばした際に大腿部のシワのより方に左右差が生じます。
また、先天性股関節脱臼では脚を広げることが難しくなるため、赤ちゃんらしく脚を広げた姿勢をとらずに、脚が内側に向きがちになります。さらに大腿骨頭が寛骨臼にきっちりとはまっていないことを反映して、脚を開く動作をすると脱臼の感覚(クリック音)を指に感じることがあります。
先天性股関節脱臼が残存したままさらに時間が経過すると、股関節が不安定なために自立歩行ができない場合もあります。
また、歩行が可能な場合であっても、歩行が不安定であったり、すぐ転倒したり、脚の角度が左右で異なる、といった症状がみられる。
先天性股関節脱臼の原因
股関節はくぼみを形成している寛骨臼と、太ももを形成する大腿骨の上端に、大腿骨頭と呼ばれる、丸みを持つ部分があり、それが寛骨臼にはまり込み、股関節は形成しています。
しかし、乳児期は股関節が未発達で、寛骨臼のくぼみや股関節が、適切に形成されていない場合があります。
それにより先天性股関節脱臼が起こります。
先天性股関節脱臼の原因としては、先天的な因子や関節弛緩、子宮内肢位異常、出生後の生活習慣など、さまざまなものが想定されています。
出生前の環境因子としては、骨盤位を代表とする胎位の異常、多胎妊娠、子宮筋腫、羊水過少などがあります。
また、出生後の環境因子としては、窮屈なオムツや肌着、抱き方やスリングの使用などがあります。
こうした環境因子以外にも、染色体異常や先天性多発性関節拘縮症など、先天奇形として発症するタイプの先天性股関節脱臼も知られています。
先天性股関節脱臼の治療
治療
乳児期は、まずは股関節を正常な位置に保つように、生活指導で治していきます。
それでも改善がみられない場合は、乳児にリューメンビューゲルという装具を装着するリーメンビューゲル法や、乳児をベッドに固定して脚を引っ張る牽引法によって、脱臼の整復および正常な股関節の形成を促します。
また、程度、痛みによっては、筋力や傷の回復力も考慮して、観血的に関節を開く手術を検討することがあります。
この病気は乳幼児に多いです。股関節、下肢に違和感があるなと思った親の皆様。病院で診てもらいましょう。
次回は、大腿骨の病気、臼蓋形成不全についてお話させてもらいますね
体に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
まずはお電話を 058-213-7927
ご来院をお待ちしております
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今日、ご紹介するのは、骨盤の病気 先天性股関節脱臼についてご紹介していきます。
先天性股関節脱臼とは
先天性股関節脱臼とは、生まれた時に特別な外傷や感染症に関わってなく、大腿骨頭が関節包をかぶったまま寛骨臼外に脱臼(関節包内脱臼)をしている病気です。
先天性股関節脱臼の症状
先天性股関節脱臼は、出産1000に1の割合で、女性に多いです。
先天性股関節脱臼は、乳児期早期の段階で、両側の脚の長さが異なります。
患肢は短縮し、内転外旋位をとりやすい。
脚の長さが異なることから立て膝をすると膝の高さが左右で違ったり、股関節を伸ばした際に大腿部のシワのより方に左右差が生じます。
また、先天性股関節脱臼では脚を広げることが難しくなるため、赤ちゃんらしく脚を広げた姿勢をとらずに、脚が内側に向きがちになります。さらに大腿骨頭が寛骨臼にきっちりとはまっていないことを反映して、脚を開く動作をすると脱臼の感覚(クリック音)を指に感じることがあります。
先天性股関節脱臼が残存したままさらに時間が経過すると、股関節が不安定なために自立歩行ができない場合もあります。
また、歩行が可能な場合であっても、歩行が不安定であったり、すぐ転倒したり、脚の角度が左右で異なる、といった症状がみられる。
先天性股関節脱臼の原因
股関節はくぼみを形成している寛骨臼と、太ももを形成する大腿骨の上端に、大腿骨頭と呼ばれる、丸みを持つ部分があり、それが寛骨臼にはまり込み、股関節は形成しています。
しかし、乳児期は股関節が未発達で、寛骨臼のくぼみや股関節が、適切に形成されていない場合があります。
それにより先天性股関節脱臼が起こります。
先天性股関節脱臼の原因としては、先天的な因子や関節弛緩、子宮内肢位異常、出生後の生活習慣など、さまざまなものが想定されています。
出生前の環境因子としては、骨盤位を代表とする胎位の異常、多胎妊娠、子宮筋腫、羊水過少などがあります。
また、出生後の環境因子としては、窮屈なオムツや肌着、抱き方やスリングの使用などがあります。
こうした環境因子以外にも、染色体異常や先天性多発性関節拘縮症など、先天奇形として発症するタイプの先天性股関節脱臼も知られています。
先天性股関節脱臼の治療
治療
乳児期は、まずは股関節を正常な位置に保つように、生活指導で治していきます。
それでも改善がみられない場合は、乳児にリューメンビューゲルという装具を装着するリーメンビューゲル法や、乳児をベッドに固定して脚を引っ張る牽引法によって、脱臼の整復および正常な股関節の形成を促します。
また、程度、痛みによっては、筋力や傷の回復力も考慮して、観血的に関節を開く手術を検討することがあります。
この病気は乳幼児に多いです。股関節、下肢に違和感があるなと思った親の皆様。病院で診てもらいましょう。
次回は、大腿骨の病気、臼蓋形成不全についてお話させてもらいますね
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