ブログ

2019.07.16
東洋医学 ~陰陽五行説~
皆様、こんにちは
私の町は、夏祭りが始まりました
これから夏祭りに花火大会、待ち遠しいですね!(^^)!
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。

この前から、東洋医学についてお話させてもらってます

前にお話させてもらいましたが、東洋医学では、

人体の二大生理因子でもある「」と「」とし、

また、中国の自然哲学である「陰陽五行説」を理論的支柱として組立てられた医療体系です。

この二つを基として、「証」を立てて(西洋医学でいう診断みたいなもの)治療手段を考えていきます。


その2つのうち1つである「陰陽五行説」について、ご紹介します


陰陽五行説とは??

中国思想において、陰陽論と五行説とを組みあわせ、宇宙の生成、自然のめぐり、、統治のあり方、人体のしくみなど、、宇宙から人事にいたるあらゆる現象を説明するのに用いられた理論です。

相対立する陰・陽二気の考えに、木・火・土・金・水の五行を結合し、自然・人事など万般の現象を説明します。


これらをもう少し詳細に分けると「陰陽説」と「五行説」に分けられます


陰陽説とは

陰陽説とは、世界を対立する二元「陰陽」に還元し、森羅万象の状態を「陰陽」であらわそうとする理論です。

陰陽とは、「気」の二面性をあらわすものである。気とは、万物を形づくり、それに生命、活力を与える物質=エネルギーのことである。

陽の気」とは、動・軽・剛・熱・明などの属性を持ち、能動的・攻撃的・昂進的状態に傾いているものを指します。
陰の気」とは静・重・柔・冷・暗などの属性を持ち、受動的・防衛的・沈静的状態に傾いているものを指します。

また、陰陽は相対的な相を示す概念であり、陽は陰を含み、陰は陽を含む。万物は、ある状況下では陽と現れるが、同じものであっても違う状況のもとでは陰と現れる。つまり、陰陽は、絶対的なものではなく、時と所に従って、反対物へと転化することもあります。

つまり、「陰」と「陽」は対立する二元であるが、敵対するものではなく、宇宙の根源的実在である太極によって統合されており、両者の交合によって万物が生まれ、その消長によって四季が形成される。また、両者は、たがいに引きあい補いあい、一方が進むと一方が退き、一方の動きが極点にまで達すると他の一方に位置をゆずって、循環と交代を無限にくりかえします。


五行説とは
 
「木・火・土・金・水」の五元素によって自然現象や人事現象のいっさいを解釈し説明しようとする思想を五行説とよびます。
あらゆる自然現象や人事を範疇ごとに五つに整理し、それぞれが五行のいずれかに帰属するとみなす理論です。

五行の「行」は、天のために気をめぐらすという意味で、五行の「五」の数は、木星、火星、土星、金星、水星という五つの惑星に根源があります。



陰陽説、五行説、これらを結合すると

五行を陰陽で分けると、
木と火は「陽」
金と水は「陰」
土は「陰陽半々」という配当になる。
また、同じ「陽」の五行に属する木と火では、木のほうが陽気が弱いため、
木は「陽中の陰 」になり
火は「陽中の陽 」とみなされる。
同じく、金と水では金のほうが陰気が弱いため、
金が「陰中の陽 」
水が「陰中の陰 」になる。


五行の相関関係は、

相手を生み出して行く、助け合う関係。
木生火(もくせいか)・・・木は燃えて火を生む。
火生土(かせいど)・・・物が燃えればあとには灰が残り、灰は土に還る。
土生金(どせいきん)・・・鉱物・金属の多くは土の中にあり、土を掘ってその金属を得ることができる。
金生水(きんせいすい)・・・金属の表面には凝結により水が生じる。
水生木(すいせいもく)・・・木は水によって養われ、水がなければ木は枯れてしまう。


五行相剋関係

相手を打ち滅ぼして行く、対立する関係。
木剋土(もっこくど)・・・木は根を地中に張って土を締め付け、養分を吸い取って土地を痩せさせる。
土剋水(どこくすい)・・・土は水を濁す。また、土は水を吸い取り、常にあふれようとする水を堤防や土塁等でせき止める。
水剋火(すいこくか)・・・水は火を消し止める。
火剋金(かこくきん)・・・火は金属を熔かす。
金剋木(きんこくもく)・・・金属製の斧や鋸は木を傷つけ、切り倒す。



東洋医学は、奥が深いですね

次回は、この五行相関図ついてお話しますね

体に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
まずはお電話を 058-213-7927

ご来院をお待ちしております
    ◀   前の記事 次の記事   ▶
  • 記事ー覧へ