- 2020.03.23
- ツボ ~下肢前面のツボ~
皆様、おはようございます
コロナウイルスのお陰で、商業施設、イベント会場などお休みしていたところも多いでしょうが、少しずつやり始めたところも増えていったみたいですね。力を合わせて頑張っていきましょう。
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。
今はいろいろな部位のツボをご紹介しています。
今日、ご紹介するのは、「下肢前面のツボ」をご紹介していきたいと思います
下肢
下肢は、人の足の部分のことをいい、大腿骨、膝蓋骨、脛骨、腓骨、足部の骨の部分のことをいいます。
下肢の前方の主な筋肉は、大腿部には大腿四頭筋・大腿筋膜張筋・大内転筋・恥骨筋、下腿部には前脛骨筋、長・短腓骨筋・第3腓骨筋、足部の甲側に〇〇伸筋があります。
下肢の主な役割は、体を安定に保つ、歩く、走る、蹴るなどの体を行動させる役目があります。
なので、下肢を使いすぎると足がつる、肉離れ、シンスプリント、膝痛
また、坐骨神経なども通るので、神経痛が起きる事も
高齢者になると、血流も悪くなり、下肢静脈瘤なども起こることがあります。
そんな治療に使うツボをご紹介します。
主な下肢前面のツボ
足の陽明胃経
髀関(ひかん)
取穴部位:上前腸骨棘の下方、縫工筋と大腿筋膜張筋の間、陥凹部
伏兔(ふくと)
取穴部位:大腿部の前外側、膝蓋骨外上角から髀関穴に向かい上6寸
陰市(いんし)
取穴部位:大腿部の前外側、膝蓋骨外上角から髀関穴に向かい上3寸
梁丘(りょうきゅう)
取穴部位:大腿部の前外側、膝蓋骨外上角から髀関穴に向かい上2寸
犢鼻(とくび)
取穴部位:膝蓋骨下縁と脛骨上端との中間、膝蓋靭帯中
足三里(あしのさんり)
取穴部位:膝を立て、外膝眼穴の下3寸、脛骨粗面と腓骨頭下際の間
上巨虚(じょうこきょ)
取穴部位:膝を立て、足三里穴から解谿穴に向かい下3寸、外膝眼穴の下6寸
条口(じょうこう)
取穴部位:足三里穴から解谿穴に向かい下5寸、外膝眼穴の下8寸、上巨虚穴の下2寸
下巨虚(げこきょ)
取穴部位:足三里穴から解谿穴に向かい下6寸、外膝眼穴の下9寸、条口穴の下1寸
豐隆(ほうりゅう)
取穴部位:外果の上8寸、条口穴の外方に一筋へだてた陥凹部
解谿(かいけい)
取穴部位:足関節前面中央、前脛骨筋腱の外側陥凹部
衝陽(しょうよう)
取穴部位:足背にあり、第2・第3中足骨底間の陥凹部
陥谷(かんこく)
取穴部位:足背にあり、第2中足指節関節の後、外側陥凹部
内庭(ないてい)
取穴部位:足背にあり、第2中足指節関節の前、外側陥凹部
厲兌(れいだ)
取穴部位:足の第2指外側爪甲根部、爪甲の角を去ること1分
足の太陰脾経
隱白(いんぱく)
取穴部位:足の第1指内側爪甲根部、爪甲の角を去ること1分
大都(だいと)
取穴部位:足の第1指の内側で第1中足指節関節の前の陥凹部、肌目
太白(たいはく)
取穴部位:足の第1中足指節関節の後、内側の陥凹部、肌目
公孫(こうそん)
取穴部位:足部内側で、第1中足骨底部前下縁の陥凹中、肌目
商丘(しょうきゅう)
取穴部位:内果の前下方、内果と舟状骨の間の陥凹部
三陰交(さんいんこう)
取穴部位:内果の上際の上3寸、脛骨内側縁の骨際、脛骨内側顆の下際から下5寸
漏谷(ろうこく)
取穴部位:内果の上6寸、脛骨内側縁の骨際
地機(ちき)
取穴部位:内果の上8寸、脛骨内側縁の骨際
陰陵泉(いんりょうせん)
取穴部位:脛骨内側顆の下、脛骨内側の骨際、陥凹部、膝をたて、脛骨内側縁を擦上して指の止まるところ
血海(けっかい)
取穴部位:大腿前内側にあり、膝蓋骨内上角の上2寸、膝蓋骨内上角の上2寸半
箕門(きもん)
取穴部位:大腿前内側にあり、膝蓋骨内上角の上8寸、縫工筋と大腿直筋の間
衝門(しょうもん)
取穴部位:曲骨穴の外3寸5分、神闕穴の高さより下5寸で正中線から外方3寸5分、鼠径溝中の大腿動脈拍動部
足の厥陰肝経
大敦(たいとん)
取穴部位:足の第1指外側爪甲根部、爪甲の角を去ること1分
行間(こうかん)
取穴部位:第1中足指節関節の前、外側陥凹部
太衝(たいしょう)
取穴部位:足背にあり、第1・第2中足骨底間、陥凹部
中封(ちゅうほう)
取穴部位:内果前1寸、前脛骨筋腱の内側下際の陥凹部
蠡溝(れいこう)
取穴部位:内果の上5寸、脛骨内側面上の陥凹部
中都(ちゅうと)
取穴部位:内果の上7寸、脛骨内側面上の陥凹部
膝関(しつかん)
取穴部位:膝を伸展し、曲泉穴の直下で脛骨内側顆の下縁
曲泉(きょくせん)
取穴部位:膝を深く屈曲し、膝窩横紋の内端、大腿骨内側裂隙で縫工筋と薄筋の間
陰包(いんぽう)
取穴部位:曲泉穴と足五里穴を結ぶ線上で、大腿骨内側上顆の上4寸、縫工筋と薄筋の間
足五里(あしのごり)
取穴部位:大腿内側にあり、気衝穴の外下方3寸、大腿動脈拍動部
陰廉(いんれん)
取穴部位:大腿内側にあり、気衝穴の外下方2寸、大腿動脈拍動部
足の少陽胆経
居髎(きょりょう)
取穴部位:維道穴から環跳穴に向かい下3寸、上前腸骨棘と大転子の中間
環跳(かんちょう)
取穴部位:側臥して股関節を深く屈し、股関節横紋の外端、大転子の前上方陥凹部
風市(ふうし)
取穴部位:大腿骨外側上顆の上7寸、腸脛靭帯と大腿二頭筋の間、大腿外側、膝の上7寸、両筋の間、直立して手掌を大腿外側に当て中指尖端の下際
中瀆(ちゅうとく)
取穴部位:大腿骨外側上顆の上5寸で、腸脛靭帯と大腿二頭筋の間
膝陽関(ひざのようかん)、足陽関(あしのようかん)、寒府(かんぷ)
取穴部位:陽陵泉穴の上3寸で、大腿骨外側上顆の上際で、腸脛靭帯と大腿二頭筋腱の間
陽陵泉(ようりょうせん)
取穴部位:膝をたてて腓骨頭の前下際
陽交(ようこう)
取穴部位:外果から陽陵泉穴に向かい上7寸
外丘(がいきゅう)
取穴部位:外果の上7寸、陽交穴の後方で長腓骨筋とヒラメ筋の間
光明(こうめい)
取穴部位:外果から陽陵泉穴に向かい上5寸
陽輔(ようほ)
取穴部位:外果の上4寸の部より前3分
懸鐘(けんしょう)
取穴部位:外果から陽陵泉穴に向かい上3寸
丘墟(きゅうきょ)
取穴部位:外果の前下方、足部を外転背屈し、最も陥凹するところ
足臨泣(あしのりんきゅう)
取穴部位:第4・第5中足骨底間の陥凹部
地五会(ちごえ)
取穴部位:第4中足指節関節の後、外側陥凹部
俠谿(きょうけい)
取穴部位:第4中足指節関節の前、外側陥凹部
足竅陰(あしのきょういん)
取穴部位:足の第4指外側爪甲根部、爪甲の角を去ること1分
下肢は唯一、地面と接触している場所であり、体を下から支えている土台でもあります。
しっかりとケアをしていかないと立てなくなります。
なので、下肢をお風呂で温めたり、ストレッチなどでケアしてくださいね
痛みが出たら、しっかり治していきましょう
次回は、下肢後面のツボについてご紹介したいと思います
体に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
まずはお電話を 058-213-7927
ご来院をお待ちしております
コロナウイルスのお陰で、商業施設、イベント会場などお休みしていたところも多いでしょうが、少しずつやり始めたところも増えていったみたいですね。力を合わせて頑張っていきましょう。
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。
今はいろいろな部位のツボをご紹介しています。
今日、ご紹介するのは、「下肢前面のツボ」をご紹介していきたいと思います
下肢
下肢は、人の足の部分のことをいい、大腿骨、膝蓋骨、脛骨、腓骨、足部の骨の部分のことをいいます。
下肢の前方の主な筋肉は、大腿部には大腿四頭筋・大腿筋膜張筋・大内転筋・恥骨筋、下腿部には前脛骨筋、長・短腓骨筋・第3腓骨筋、足部の甲側に〇〇伸筋があります。
下肢の主な役割は、体を安定に保つ、歩く、走る、蹴るなどの体を行動させる役目があります。
なので、下肢を使いすぎると足がつる、肉離れ、シンスプリント、膝痛
また、坐骨神経なども通るので、神経痛が起きる事も
高齢者になると、血流も悪くなり、下肢静脈瘤なども起こることがあります。
そんな治療に使うツボをご紹介します。
主な下肢前面のツボ
足の陽明胃経
髀関(ひかん)
取穴部位:上前腸骨棘の下方、縫工筋と大腿筋膜張筋の間、陥凹部
伏兔(ふくと)
取穴部位:大腿部の前外側、膝蓋骨外上角から髀関穴に向かい上6寸
陰市(いんし)
取穴部位:大腿部の前外側、膝蓋骨外上角から髀関穴に向かい上3寸
梁丘(りょうきゅう)
取穴部位:大腿部の前外側、膝蓋骨外上角から髀関穴に向かい上2寸
犢鼻(とくび)
取穴部位:膝蓋骨下縁と脛骨上端との中間、膝蓋靭帯中
足三里(あしのさんり)
取穴部位:膝を立て、外膝眼穴の下3寸、脛骨粗面と腓骨頭下際の間
上巨虚(じょうこきょ)
取穴部位:膝を立て、足三里穴から解谿穴に向かい下3寸、外膝眼穴の下6寸
条口(じょうこう)
取穴部位:足三里穴から解谿穴に向かい下5寸、外膝眼穴の下8寸、上巨虚穴の下2寸
下巨虚(げこきょ)
取穴部位:足三里穴から解谿穴に向かい下6寸、外膝眼穴の下9寸、条口穴の下1寸
豐隆(ほうりゅう)
取穴部位:外果の上8寸、条口穴の外方に一筋へだてた陥凹部
解谿(かいけい)
取穴部位:足関節前面中央、前脛骨筋腱の外側陥凹部
衝陽(しょうよう)
取穴部位:足背にあり、第2・第3中足骨底間の陥凹部
陥谷(かんこく)
取穴部位:足背にあり、第2中足指節関節の後、外側陥凹部
内庭(ないてい)
取穴部位:足背にあり、第2中足指節関節の前、外側陥凹部
厲兌(れいだ)
取穴部位:足の第2指外側爪甲根部、爪甲の角を去ること1分
足の太陰脾経
隱白(いんぱく)
取穴部位:足の第1指内側爪甲根部、爪甲の角を去ること1分
大都(だいと)
取穴部位:足の第1指の内側で第1中足指節関節の前の陥凹部、肌目
太白(たいはく)
取穴部位:足の第1中足指節関節の後、内側の陥凹部、肌目
公孫(こうそん)
取穴部位:足部内側で、第1中足骨底部前下縁の陥凹中、肌目
商丘(しょうきゅう)
取穴部位:内果の前下方、内果と舟状骨の間の陥凹部
三陰交(さんいんこう)
取穴部位:内果の上際の上3寸、脛骨内側縁の骨際、脛骨内側顆の下際から下5寸
漏谷(ろうこく)
取穴部位:内果の上6寸、脛骨内側縁の骨際
地機(ちき)
取穴部位:内果の上8寸、脛骨内側縁の骨際
陰陵泉(いんりょうせん)
取穴部位:脛骨内側顆の下、脛骨内側の骨際、陥凹部、膝をたて、脛骨内側縁を擦上して指の止まるところ
血海(けっかい)
取穴部位:大腿前内側にあり、膝蓋骨内上角の上2寸、膝蓋骨内上角の上2寸半
箕門(きもん)
取穴部位:大腿前内側にあり、膝蓋骨内上角の上8寸、縫工筋と大腿直筋の間
衝門(しょうもん)
取穴部位:曲骨穴の外3寸5分、神闕穴の高さより下5寸で正中線から外方3寸5分、鼠径溝中の大腿動脈拍動部
足の厥陰肝経
大敦(たいとん)
取穴部位:足の第1指外側爪甲根部、爪甲の角を去ること1分
行間(こうかん)
取穴部位:第1中足指節関節の前、外側陥凹部
太衝(たいしょう)
取穴部位:足背にあり、第1・第2中足骨底間、陥凹部
中封(ちゅうほう)
取穴部位:内果前1寸、前脛骨筋腱の内側下際の陥凹部
蠡溝(れいこう)
取穴部位:内果の上5寸、脛骨内側面上の陥凹部
中都(ちゅうと)
取穴部位:内果の上7寸、脛骨内側面上の陥凹部
膝関(しつかん)
取穴部位:膝を伸展し、曲泉穴の直下で脛骨内側顆の下縁
曲泉(きょくせん)
取穴部位:膝を深く屈曲し、膝窩横紋の内端、大腿骨内側裂隙で縫工筋と薄筋の間
陰包(いんぽう)
取穴部位:曲泉穴と足五里穴を結ぶ線上で、大腿骨内側上顆の上4寸、縫工筋と薄筋の間
足五里(あしのごり)
取穴部位:大腿内側にあり、気衝穴の外下方3寸、大腿動脈拍動部
陰廉(いんれん)
取穴部位:大腿内側にあり、気衝穴の外下方2寸、大腿動脈拍動部
足の少陽胆経
居髎(きょりょう)
取穴部位:維道穴から環跳穴に向かい下3寸、上前腸骨棘と大転子の中間
環跳(かんちょう)
取穴部位:側臥して股関節を深く屈し、股関節横紋の外端、大転子の前上方陥凹部
風市(ふうし)
取穴部位:大腿骨外側上顆の上7寸、腸脛靭帯と大腿二頭筋の間、大腿外側、膝の上7寸、両筋の間、直立して手掌を大腿外側に当て中指尖端の下際
中瀆(ちゅうとく)
取穴部位:大腿骨外側上顆の上5寸で、腸脛靭帯と大腿二頭筋の間
膝陽関(ひざのようかん)、足陽関(あしのようかん)、寒府(かんぷ)
取穴部位:陽陵泉穴の上3寸で、大腿骨外側上顆の上際で、腸脛靭帯と大腿二頭筋腱の間
陽陵泉(ようりょうせん)
取穴部位:膝をたてて腓骨頭の前下際
陽交(ようこう)
取穴部位:外果から陽陵泉穴に向かい上7寸
外丘(がいきゅう)
取穴部位:外果の上7寸、陽交穴の後方で長腓骨筋とヒラメ筋の間
光明(こうめい)
取穴部位:外果から陽陵泉穴に向かい上5寸
陽輔(ようほ)
取穴部位:外果の上4寸の部より前3分
懸鐘(けんしょう)
取穴部位:外果から陽陵泉穴に向かい上3寸
丘墟(きゅうきょ)
取穴部位:外果の前下方、足部を外転背屈し、最も陥凹するところ
足臨泣(あしのりんきゅう)
取穴部位:第4・第5中足骨底間の陥凹部
地五会(ちごえ)
取穴部位:第4中足指節関節の後、外側陥凹部
俠谿(きょうけい)
取穴部位:第4中足指節関節の前、外側陥凹部
足竅陰(あしのきょういん)
取穴部位:足の第4指外側爪甲根部、爪甲の角を去ること1分
下肢は唯一、地面と接触している場所であり、体を下から支えている土台でもあります。
しっかりとケアをしていかないと立てなくなります。
なので、下肢をお風呂で温めたり、ストレッチなどでケアしてくださいね
痛みが出たら、しっかり治していきましょう
次回は、下肢後面のツボについてご紹介したいと思います
体に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
まずはお電話を 058-213-7927
ご来院をお待ちしております