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2020.08.24
骨折 ~前腕骨(上部)骨折編~
皆様、おはようございます
暑い日が続きますが、どのようにお過ごしでしょうか?
私は、家族でヤナに行き、アユ掴み、水遊びをしてきました
やっぱり、夏はなんだかんだ水を飲む、水に浴びる、水で潤す 
水の大切さに改めて、感謝を感じた一日でした
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。

前回までに頭部、顔面、胸部,、脊椎、鎖骨、肩甲骨、上腕骨の骨折についてお話させてもらいました

今日、ご紹介するのは、前腕骨(上部)の骨折についてご紹介していきたいと思います。

前腕骨とは

前腕骨とは、橈骨と尺骨から構成されています。
この両骨と上腕骨で肘関節を形成し、末梢では手根骨と手関節を形成します。

橈骨と尺骨により、近位橈尺関節・遠位橈尺関節を形成し、肘関節、手関節、前腕の運動をさせています。


前腕骨(上部)骨折

前腕骨上部骨折の分類

①橈骨近位端部骨折

②肘頭骨折

③橈・尺両骨近位端部骨折


橈骨近位端部骨折

発生機序

介達外力:
前腕回内位で手掌を地に衝いて転倒した際、手掌から橈骨長軸に及ぼした衝撃、あるいは橈骨が上腕骨小頭に当たって骨折

直達外力:
まれ

橈骨頭あるいは橈骨頚部、ときにはその両者に発生する。
成人は頭部骨折、小児は頚部骨折に多くみられる(骨端線離開もみられる)。

治療を適切に行われなければ、著しい肘関節の機能障害を残す。


肘頭骨折

発生機序

直達外力:
肘関節を屈曲位した際、肘頭部を強打

介達外力:
肘関節を過伸展させた際、肘頭が上腕骨遠位端を激突


成人に多く、小児にまれ

肘関節前方脱臼、尺骨神経麻痺などの合併症も起こることも



肘周辺のケガは、上腕の骨折なのか、前腕の骨折なのか、はたまた肘内障なのか、見極めが大事です。
また、手遅れ、ずさんな治療により、運動障害の起こりやすい場所です。
すぐにレントゲンを撮るように心がけましょう。


次回は、前腕骨の骨幹部の骨折についてお話させてもらいますね

体に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
まずはお電話を 058-213-7927

ご来院をお待ちしております
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