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2021.01.12
骨折 ~下腿骨近位端部骨折~
皆様、おはようございます
今年、一年も宜しくお願いします。
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。

現在、色々な骨折についてご紹介しています


今日、ご紹介するのは、下腿骨近位端部骨折についてご紹介していきます。

下腿骨近位端部骨折

下腿骨近位端の両顆部は両側に突出して、脆弱な海綿体からなり骨皮質も薄いため、比較的骨折しやすいです。

半月、内・外側側副靭帯、前・後十字靭帯などの断裂損傷も合併することも少なくです。


下腿骨近位端部骨折の分類

①脛骨顆部骨折

②脛骨顆間隆起骨折

③脛骨粗面骨折

④腓骨頭単独骨折



脛骨顆部骨折

高い所からの墜落などにより脛骨縦軸に衝撃を受けて発生。

外転位を強制された時は、外顆骨折
内転位を強制された時は、内顆骨折

内顆、外顆が同時に衝撃を受けたときに両顆骨折、逆Y字型の骨折がみられる。

脛骨顆部骨折の症状

膝関節の関節内出血、顆部からの出血

骨折側に下腿軸が偏位

膝関節の側方への異常動揺性



脛骨顆間隆起骨折

転倒、交通事故などで、膝屈曲位で下腿が固定されいて大腿に衝撃を受けた時に発生。

10歳前後の小児に発生

脛骨顆間隆起骨折の症状

膝関節の腫脹、血種、運動制限。骨片が大腿骨、脛骨間に嵌頓して関節運動を障害することもある。



脛骨粗面骨折

大腿四頭筋の強力な牽引力によって、脛骨粗面部の剥離、離開をきたす
比較的少ない骨折です。

陸上競技などで、踏切時、着陸時に発生する。
13~18歳の人に多い。

脛骨粗面骨折の症状

骨折と同時に支持力を失い、膝伸展力が減弱、膝関節顆部、脛骨粗面の異常隆起を触知する。



腓骨頭単独骨折

脛骨外顆骨折と合併することが多く、単独骨折はまれ。
単独の場合は、膝関節が内転強制され、外側側副靭帯および大腿二頭筋の牽引で発生する。




下腿近位部の骨折は、割と若い子に多いです。
お子さんがひどい痛みを訴えたら、疑いましょう。


次回は、下腿骨骨幹部の骨折についてお話させてもらいますね

体に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
まずはお電話を 058-213-7927

ご来院をお待ちしております
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