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2018.07.21
血液検査 ~腎臓に関連する検査~
皆様、こんにちは
暑い日が続きますが、皆様、お体の体調いかがですか?
熱中症には気をつけてくださいね
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。

前回までに血液検査の項目の中で、血液の種類、脂質に関する項目、糖尿病に関する項目、肝臓の機能に関連する項目についてお話しました
飲みすぎすると肝臓に負担がくることが解りますよね

今日のご紹介は、血液検査、第5回目は、「腎臓に関連する検査」をご紹介します。

腎臓に関連する検査には

    糸球体ろ過量(GFR)
    血清クレアチニン(sCr)
    
    
があります。

糸球体ろ過量(GFR)

慢性腎臓病の診断

    GFR:60mL/分/1.73㎡未満
   
慢性腎臓病の重症度分類
 
    正常または高値  :90mL/分/1.73㎡9以上
    正常または軽度低下:60~89mL/分/1.73㎡
    軽度~中等度低下 :45~59mL/分/1.73㎡
    中等度~高度低下 :30~44mL/分/1.73㎡
    高度低下     :15~29mL/分/1.73㎡
    末期腎不全    :15未満mL/分/1.73㎡
    
腎臓は、血液中を流れる老廃物をろ過して、尿として排泄する器官です。
腎臓の表面には、糸球体という毛細血管の小さな塊がり、これらが老廃物をろ過する働きをしています。
腎臓の働きが悪くなると、糸球体がろ過する量が減り、老廃物を排泄しにくくします。
この糸球体が老廃物をろ過する量を糸球体ろ過量(GFR)といい、慢性腎臓病の診断と重度を評価する指標になります。


血清クレアチニン(sCr)

基準値

   男性 0.65~1.09mg/dL
女性 0.46~0.82mg/dL

クレアチニンは、筋肉で利用されるアミノ酸、クレアチンが分解されて血液中に出た老廃物です。
腎臓でろ過されて、尿中に排泄されます。
腎臓は、いったんろ過した物質を再び吸収する機能(尿細管再吸収)がありますが、クレアチニンはほとんど再吸収されないため、糸球体のろ過機能をみるのに大事です。
血清クレアチニンの高値は糸球体のろ過機能が低下した状態です。



腎臓は体の老廃物を出すのに、とても大事な器官です。
腎臓を悪くすると人工透析をすることにもなります。
日々、血液検査の重要性を心がけて下さい


次回は、その他の血液検査項目をご紹介しますね


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